北九州市スタートアップ推進課は、令和3年度「スタートアップSDGsイノベーショントライアル事業(実証支援事業)」にかかる公募を実施し、ご提案いただいた16件の提案について、外部有識者を含めた審査会による審査を経て、以下のとおり採択企業を決定しましたのでお知らせします。
採択企業(5社)
■株式会社イノカ(東京都港区)
「人と自然が、100年先も共生できる世界を創る」のビジョンをもとに、AI・IoT技術を活用してサンゴ礁などの海の生態系を守るための事業を行っている企業
○実証実験内容
日本水産株式会社の協力のもと、ニッスイ戸畑ビル内にサンゴ礁水槽を設置し、環境教育プログラム『北九州サンゴ礁ラボ』を開催し、集客体制・コンテンツ・現地パートナー企業との連携のあり方について検証を行う。
■62Complex株式会社(福岡市中央区)
LiDARセンサー(三次元情報を継続的に取得するためのセンサー)を活用したにぎわい測定サービスの開発により、まちづくりのDXを実現し、まちなか活性化を目指している企業
○実証実験内容
市内事業者である北九州家守舎の協力のもと、LiDARセンサーなどを活用し、船場広場における人の移動経路や歩行量の定量的な情報を提供し、にぎわいづくりや都市のDXへの活用の検証を行う。
■SWAT Mobility Japan株式会社(東京都中央区)
ダイナミック・ルーティング・アルゴリズム(移動の最適化技術)を用いたオンデマンドバスに掛かるサービスの開発や提供を行うことにより、高齢化が急速に進む日本が抱える交通課題の解決を目指している企業
○実証実験内容
北九州市交通局の協力のもと、独自技術を活用した既存のバス路線データの分析を行い、効率的なダイヤ改正案の提案を行い、今後のサービス化につなげる検証を行う。
■株式会社NearMe(東京都中央区)
リアルタイムの位置情報を活用して地域活性化に貢献する”瞬間マッチング”プラットフォーム作りを目指し、独自のAIを活用し相乗りにより「はやく、お得で、スムーズに」移動ができるオンデマンド型シャトルバスサービス”スマートシャトル™”のサービス展開を行っている企業
○実証実験内容
市内企業である第一交通産業株式会社の協力のもと、独自のAIを活用したオンデマンド型シャトルサービス『北九州空港シャトル』(仮称)の実証運行を行い、そのサービス検証を行う。
■リーフ株式会社(北九州市小倉北区)
「わたしたちは、ひみつの道具をつくりだし、笑顔あふれる未来をつくります」をミッションに、医療・リハビリ・介護ロボットの開発や製造・販売を行っている企業
○実証実験内容
市立八幡病院をはじめとした市内病院の協力のもと、介助者ひとりで、患者を乗せたまま搬送できる、省人化・省力化を実現するベッド搬送ロボットの有効性・実用性の検証を行う。
事業概要
本事業は、市内スタートアップの成長と市外スタートアップの集積による本市産業の活性化を図るため、北九州市内で実証実験を行うスタートアップ企業等に対して、その実証実験を実施するために必要とする費用の一部を補助します。
【補助上限額】
①環境、ロボット、DXの分野:最大250万円
②その他の分野:最大100万円